マイホームを40歳で建てて住宅ローンを35年契約で結んだ場合、返済は75歳まで続くことになります。つまり、40代でローンを組めば、定年退職後も住宅ローン返済のために働き、収入を確保しなければならないという状況にもなりかねません。
いうまでもなく、年齢とともに人の体力は落ちていきますし、定年後は30代・40代のときほどエネルギッシュには活動できないでしょう。健康不安などのリスクも重なります。
これらの点を考えると、基本的にマイホームは早めに購入し、返済を定年と同時に終えることが理想といえるでしょう。
ただし、じゅうぶんな貯蓄がある場合は頭金を多く支払えるため、ローン総額を大きく減らせるというメリットもあります。また、繰り上げ返済をして早期に完済するという方法でも、定年後の負担を減らせるでしょう。