相続によって不動産を得た場合等、田舎にある家を売るケースは多いです。しかし、田舎の家の売却はなかなか上手くいかないことも多いのが現状です。今回は、そんな田舎の家を売却する3つのポイントを解説します。
1.査定方法を工夫する
1つ目のポイントは、査定方法を一括査定サイトと、直接訪問の2パターンにすることです。というのも、田舎の家の場合には、売却を担当する不動産会社が少なく、一括査定サイトでは不動産会社が見つからない可能性があるからです。
一括査定サイトを利用して依頼すると、エリア的に依頼できる不動産会社がピックアップされます。その数が少なければ、地元にある不動産会社を中心に直接訪問して査定依頼をしましょう。田舎の不動産会社であれば、一括査定サイトに参画していない会社も多いです。
2.解体するかどうかを判断する
土地だけでなく一戸建てがある場合の話ですが、その一戸建てを解体するかどうかを判断しましょう。そもそも、一戸建ては築20年~25年で資産価値がゼロになります。そのため、築20年を超えると、「解体前提で購入する」人も多く、その場合は解体費用分だけ値引き交渉されます。
このようなケースは、解体してから売却した方が良いです。なぜなら、古い建物がある状態よりも更地で売却した方が印象は良くなるからです。
しかし、築20年を超えても外観や内観がきれいであれば値段がつくこともあるのです。その際は解体の見積もりだけ取っておくと良いでしょう。そうすれば、値引き交渉にも対応できますし、そのまま売却することもできます。
3.不動産会社の選定
最後のポイントは、不動産会社を選定するとき、以下の点に気を付けることです。
・セキュリティ面を確認
・地元に強い会社
田舎の家を売る場合、その家が相続した物件であれば、今住んでいる家から遠い場合もあるということです。その場合は不動産会社に鍵を預けることになるので、セキュリティ面がしっかりしている会社を選びましょう。
また、田舎の家を購入する人は、その近辺に住んでいる人が多いです。そのため、地元のネットワークが強い会社を選びましょう。できれば、何十年も地元に根付いているような不動産会社が望ましいです。
このように、田舎の家の売却は通常の売却と少々異なります。上述した3つのポイントを抑え、スムーズに売却できるようにしましょう。